摂津市ウォーキング(ツール・ド・大阪)

2012年8月11日(土)


用事を済ませて帰宅したのが15時。ゲリラ豪雨の予報も出ているし、さすがに今日のウォーキングは無しとも思ったけど、以前から気になっていた町「摂津市」にチョコっと出掛けることにした。

摂津市には大変失礼な言い方になるが、市の中心が見えないし、これといった名所も旧跡も無い。最近になってモノレールが通って摂津駅と南摂津駅ができ、阪急にも摂津市駅が新設された。しかし、その前は他市との市境付近にJR千里丘駅と阪急正雀駅があるだけだった。大きな工場があるのと新幹線が通っていること以外に、摂津という市の姿が見えないのだ。



(1)ツール・ド・大阪 摂津コース


モノレール摂津駅到着が16時。以前から目を付けていたツール・ド・大阪の摂津コースを歩く。ツール・ド・大阪は、大阪府国民健康団体連合会が府内の各市町村と一緒に設定したウォーキングコースなんだけど、市によって出来不出来の差が激しい。コースが無い市があったり、標識とかの整備もほとんどしていない市があるなかで、総距離5.4キロの摂津のコースは比較的良く出来ていると聞く。なるほど、風景に溶け込みつつも、緑色の数字が目を引く標識が数百mごとにある。





住宅街の中の、比較的歩きやすいところをコースとして設定しているようだ。水路脇に美しく整備された歩道などもあるんだけど、どういう訳か、残念なことに水が無い・・・。



摂津市内には淀川水系の大小の川が多く流れていて、川沿いに整備された遊歩道がコースの大半を占めている。ベンチもあるし、緑も美しい。でも、ここも水が流れていない・・・。




モノレールの摂津駅から北上して、阪急の踏切を渡り、JRに行きあたるところで一転して南下、再び阪急の線路にぶつかる。ほとんど普通の住宅街で、写真を撮りたくなるようなところがない。阪急の下を潜るトンネルの写真くらいしか載せるものがない。





安威川沿いは特にキレイに整備されている。ベンチや標識もいい感じ。




摂津市役所。なかなか大きな市役所だ。このまま摂津駅に戻って、ツール・ド・大阪は完了。歩くには良いコースだったけど、インパクトには少し欠けるなぁ・・・。



センスはともかく、一番インパクトがあったのは、摂津市役所の前にいた、こいつ。摂津市のマスコットのセッピィだ。摂津とHAPPYを組み合わせた名前を持つ鳥系のキャラクターらしい。




(2)新幹線鳥飼基地


まだ明るいし、雨も降りそうにないので、安威川を南に渡って、新幹線の鳥飼基地を見に行くことにした。まずは新幹線公園だ。

新幹線公園の写真はよく目にするんだけど、行ったという話をあまり聞かない。安威川と鳥飼基地に挟まれ、中央環状道路から遊歩道で400mほど入ったところにある。車では行けないのだ。公園そのものは、ひどく小さい。新幹線と電気機関車がひっそり置いてあるだけで人も見当たらない。神社の狛犬のように子供用の遊具がポツンと2つあるところが、何だか物悲しい・・・。




あらためて0系新幹線を真正面から見ると、結構お茶目な顔つきだ。



中環に面した鳥飼基地の西門から見た新幹線群。中に入れてくれたら面白いだろうになぁ・・・。



基地の近くには、新幹線基地を「名所」に、という看板がある。まったく同感だ。やはりこの基地が摂津市瑞一の名所ポテンシャルを持っていると思う。問合せ先が市役所になっているけど、市役所自身がさっさと、JRとの交渉や、周辺施設の整備を行わないといけないんじゃないのかなぁ・・・。一体、誰からの、どのような問合せを期待しているのだろうか?




モノレールの走行を真下から見る。新幹線もいいけど、モノレールもなかなか面白い。




で、このあと、まだ明るいし、元気も残っているので、地下鉄今里線の井高野駅まで歩いた。スマホで地図を見れるんだけど、勘で適当に歩いていたら、以前営業でしばしば訪問していた大きな工場や浄水場に行く手を阻まれて、大きく遠回りしているうちに、ついにゲリラ豪雨に遭遇。念のために持ってきた折り畳み傘など気休めにしかならないような猛烈な雨に断続的に襲われた。パチンコ屋やスーパーで雨宿りを繰り返しながら、這々の体で井高野駅に辿りつく。

駅のトイレで着替えを済ませ、やっと落ち着きを取り戻した。と思ったのだが、天気のせいなのか、時間帯のせいなのか、井高野駅のホームには誰もいなかった。ここまで人がいない地下鉄の駅というのも落ち着かない・・・。


 

まとめ


歩行距離  約11km
所用時間  220分 (3時間40分) うち40分間は雨宿り
歩数     17300歩 (いつもの歩数計を忘れたので、スマホの歩数計の値を採用)