八朔のひなまつりスタンプラリーin室津

 

2012年9月2日(日)



気分転換にブログのデザインを変えてみた。いろいろと辛いことの多い日が続いているので・・・。それにしても、日本語対応がイマイチなせいもあって、思うようなデザインにならない。

さて、週末の休日を利用して、たつの市の室津まで出掛けて、八朔のひなまつりスタンプラリーに参加してきた。戦国時代、婚礼の日に敵の急襲を受け、非業の死を遂げた姫の霊を慰めた故事に由来して、この地では旧暦の8月1日に雛祭りをするそうだ。




地形に恵まれた室津は、奈良時代から天然の良港として瀬戸内の海上交通の要となっていた土地。この日の室津港も穏やかだった。




今は静かな漁村。かなり以前のことだが、冬に牡蠣を食べにきて、町並みも見て回ったはずなんだけど、もはや記憶はおぼろげだ。




江戸時代には、西国大名の参勤交代では、室津が上陸地となっていたそうだ。海産物問屋も軒を連ねた賑やかな町だったらしい。今も美しい町並みは、その当時の雰囲気を感じさせてくれる。



さて、スタンプラリーは、町内に設置されたスタンプポイントのうち22個のスタンプを集めれば良い、というルール。こういう甘えたルールは好きじゃぁない。当然、全てのスタンプを集めるべく、意気込んで出発。



で、スタンプポイントの多くは、普通の民家。扉は開いているんだけど、入っていいんだろうか・・・。




恐縮しながら、お宅にお邪魔すると、見事な雛飾りがあり、その傍らにスタンプが置いてある。



お茶の間に雛飾りがあるお宅もある。どうぞ、どうぞ、とお家の中に通される。日本各地で買い集めたと思われる様々な雛飾りが、所狭しと飾られている。



お宅ごとが、競い合うように、美しい飾り付けをしている。見事なものだ。



平清盛も参拝したという賀茂神社にも雛人形が並べられている。



古い商家を利用している民俗館には、さらに立派な雛人形が多数飾られている。普段、こんなに沢山の雛飾りはどこに保管されているのだろう・・・。



ジオラマのような雛飾りもある。相当年季が入っている。



掛け軸になったものもある。


盆栽や植え込みにも雛人形。



幼稚園児の雛人形絵画展。よく見ると、着物の柄は園児たちの足型だ。


そこにも、ここにも雛飾り。町をあげての雛祭りだ。



全スタンプポイント制覇を目指したスタンプラリーだけど、よく見ると29もスタンプポイントがある。色々なお宅で雛飾りを拝見させていただきながら、狭く入り組んだ路地の奥の民家だったり、海岸に面した山の上だったり、どんどん回った。山の方では梅が実を膨らませていた。



けど、スタンプ欄が溢れたころ、雷が鳴りだして、退却を決意。記念品に折り紙でできた雛人形を貰って帰路についた直後、ゲリラ豪雨に襲撃された。

帰宅後あらためて確認すると、スタンプポイントには、3キロ以上も離れた道の駅なども含まれていた。あのまま歩いていたら、豪雨のなかで大変なことになっていたと、全制覇失敗するも納得の一日だった。



まとめ


所用時間   見学時間を含めて3時間くらい
歩行距離   8キロくらい??
歩数      10300歩 (しっかり たったの1300歩!)