灘の酒蔵スタンプラリー

2012年10月20日(土) -①



早朝から西宮での清掃ボランティアに参加した後、灘の酒蔵探訪に出掛けた。伏見でも西宮でも酒蔵系のスタンプラリーがあるが、各地で酒蔵巡りはウォーキングの定番になっている。



10ヶ所あるスタンプポイントのうち、商品応募には3ヶ所のスタンプを集めるだけでいいんだけど、当然全10ヶ所を歩いて回る。例年、西から東(阪神魚崎から大石)に向けて歩くところを、今年は大石駅から攻めてみる。

まず最初のスタンプポイントは、「沢の鶴」の資料館だ。



大手の酒造メーカーには、昔の酒蔵を改装した展示棟があり、酒造りの工程の説明や、巨大な樽や壺や、古い酒造器具などが公開されている。



大石川。阪神の駅には、石屋川、深江、芦屋、香櫨園など、川の上に設置されているものが多いけど、大石の駅も、この川の上にある。



酒蔵とは関係ないはずの、灘浜のサイエンススクエアも、例年スタンプポイントになっている。神戸製鋼の製鉄や環境に関する科学パビリオンだ。これまで気付かなかったのだけど、エントランス前の道に枕木の跡がある。製鉄所と摩耶埠頭を繋いでいた引込線の名残だろうか。



サイエンススクエアの外壁には、昔の高炉の一部とも思える、穴の開いた分厚い鉄板が再利用されていた。



電力卸をしている神戸製鋼の石炭火力発電所。ここで発生した廃熱が、次のスタンプポイントになっている温浴施設「ガーデンバーデン」で利用されている。



新在家の高層住宅に設置されている自転車置き場や倉庫は、酒蔵風の造りになっている。



甲南漬の「武庫の郷」にあった顔出しパネル。「私のバスはどこですか?」って、大阪をカンヴァスにしてにアートを制作する「おおさかカンヴァス」で見たことがある。バスを見失ったバスガイドに扮した作者が、大阪各地を訪れて、様々な人を巻き込んでいくというアート作品だという。
 
 

処女塚(おとめづか)。昔、二人の男性から猛烈に求愛され、悩みに悩んだ末に自ら命を絶った娘が葬られた場所とのことだが、前方後方墳でもある。4世紀の古墳らしい。


処女塚の西側には、湊川の戦いで、九州から東上してきた足利尊氏軍と激闘していた新田義貞を逃がすために身代わりとなった小山田高家の碑がある。

湊川では、楠木正成が壮烈な討死をした一方、主力軍である新田義貞の戦下手が指摘されがちだけど、所詮、兵力で圧倒的優位にある足利軍に勝てるはずのない戦だったんじゃぁないかな。自ら殿軍となって源氏嫡流に伝わる名刀鬼切で奮戦し、味方を都へと退却させる将器の持ち主だったからこそ、進んで義貞の身代わりになる忠臣に恵まれたと思うんだけどねぇ・・・。



国道43号線沿いの大気汚染測定表示。最近、CO2ばかりが注目されているけれど、NO2対策も忘れちゃぁいけない。数年前には上限値の0.06ppmを度々超えていたように思うけど、最近はどうなんだろうか。



 神戸酒心館にあった、巨大な酒樽。記念写真の定番スポットのようになっている。



灘泉の泉勇之介商店。展示専門の建物では無く、実際に酒造をしているところだ。日曜休業なので、これまで入ることができないままだったが、今回初めて酒蔵の中を見せていただいた。


白鶴の工場群。道路を渡る架空パイプで隣接する工場のプロセスが連結している。昔の伝統的な酒造りの展示ばかり見ていると、現在の酒造工程も見てみたくなる。



白鶴酒造資料館。 毎年ここでピンク色の瓶に詰められた濁り酒を買う。今年も2本買った。



この期間、酒蔵巡りのポイントを周回する臨時バスが運行していて、白鶴の前にもバス停が設置されている。他の酒造メーカーの展示館もそうだけど、観光バスも来場している。


菊正宗酒造記念館。
どこでもそうなんだけど、利き酒や試飲ができる。勧められると断れないのは、人が好いのせいなのか、それとも単に口が卑しいせいなのか・・・。でも実のところ、日本酒は得意ではない。



大阪の店にあったという、菊正宗の立派な看板。 幅は2mを優に超える。なんと「国指定重要有形民俗文化財」に指定されていた。



櫻正宗では、展示場や土産物屋のほかに、2Fが洒落たレストランになっていた。、


最後のスタンプポイントになる浜福鶴吟醸。大吟醸ソフトクリームなるものが売られていた。少し興味はあったけど、350円とちょっと高めなので我慢した。



浜福鶴の売店で見つけた「酒しぼり器」。大きさから見る限り、家庭用のようだ。徹底的に好みの酒を追及する相当な日本酒党向け商品だ。



魚崎のあたりの歩道は、石畳風になっていて、酒蔵通りの風情を醸し出している。



無事全10ヶ所でスタンプを取得。それにしても3ヶで応募用紙が満杯になるのは寂しいなぁ。1人1枚の応募しかできないのでは、3ヶ所回ってお終いにする人が多そうだ。



晴天のせいもあるだろうけど、今年は、どの酒蔵も一層賑わっていたように思う。遠隔地からの観光バスも見かけた。でも、歩いて回っている人には、ほとんど出会わなかった・・・。


まとめ


歩行距離   約7.5km
所用時間   見学などを含めて180分
歩数      13700歩 (しっかり 3100歩)