安倍晴明スタンプラリー (あべの・天王寺)

2012年11月24日(土)



今年の5月に開催された「あべてん まちあるき」の第2弾が安倍晴明をテーマに開催された。

前回は、「「真田幸村、最後の指令~我が十勇士よ、集結せよ~」」という訳のわからないイベント名だったが、今回のイベントも「白狐伝説祭」と、テイストは少々異なるものの、歴史大好きスタンプラリーストを魅了するタイトルになっている。



まずは、最初のスタンプポイントの阿倍王子神社へ。熊野街道沿いにある、熊野権現の分霊が祀られた九十九王子のひとつで、府下で現存している唯一の王子社だ。以前、大阪から海南まで、何日かに分けて熊野街道を歩いたが、多くの王子には、祠も石碑も無かった。



先着300人限定の、天王寺蕪を使った「晴明大なべ粥」を御馳走になった。柔らかく炊いたお粥のなかでも、天王寺蕪のシャキシャキは失われていない。確か、野沢菜のルーツは天王寺蕪だったはずだから、お粥に合わないはずがない。

住宅地に囲まれた、さほど大きくも無い境内の中に神木が立ち並ぶ。



続いては、安倍晴明神社。晴明の生誕地と伝わるが、桜井の安倍文殊院にも、生誕地説があったはずだ。晴明も、遣唐使・阿倍仲麻呂も、奥州豪族・阿倍貞任も、江戸老中・阿部正弘も、みんな同じルーツというくらい複雑だから、晴明伝説が様々に伝わるのも止むをえまい。



安倍晴明神社には、晴明の母と伝わる白狐の像もある。ここから、信太山までなら、子供の足でも頑張れば一日で着ける距離だから、狐を「狐が化けたとしか思えないほどの美女」とでも置き換えれば、結構リアリティのある話になる。それより晴明自身の事績の方が余程オカルト的だ。



熊野街道の碑は、どこも同じ文字で統一されているんだけれど、この丸ゴシックのようなフォントには違和感がある。「かいどう」をどうして平仮名にするんだろうか。高価そうな石材を使っているんだから、もう少し古風で格調高いものにした方が良かったんじゃないかなぁ・・・。



南海の阪堺線の東天下茶屋駅。財政難で大変なんだろうけど、車体の広告がどんどん派手なものになって、レトロな駅舎の雰囲気に合わなくなっているのは淋しい。




東天下茶屋のホームで見つけた馬車鉄道の跡。阪堺線はかつて、ここから四天王寺の間、軌道の上を馬車が走ることから始まったそうだ。知らなかった・・・。



阿倍野区を西に横切り、聖天さんと呼ばれる正圓寺で、聖天山の山頂の碑を発見。標高14mで、大阪5低山のひとつに数えられる。これまで標高が高そうな奥の院が山頂だと思っていた。



スタンプポイントにもなっている聖天公園には、阿倍野区のキャラクター「あのん」が愛嬌を振りまいていた。



阿倍野区の西端を通って天王寺に戻る。南北に走る上町断層のため、隣接する西成区との間に20mほどもの段差がある。



最後のスタンプポイント、あべのQ’sモール。ここまで占いやクイズなど、各スタンプポイントには趣向を凝らしたコーナーが併設されていたけれど、ここでは紙芝居や射的が行われていた。



下から見上げた建設中のあべのハルカス。既に300mを超えているらしい。天王寺にこの規模のビルはちょっと無理があるんじゃないか、とも思っていたけど、Q’sタウン、HOOP、and、など、続々と建てられた「あべの****」は、どこも結構賑わっている。



HOOPのゴール。安倍晴明神社では男性が晴明に扮していたが、ここでは端麗な顔立ちの女性が晴明役になっていた。貴族姿がとても凛々しくてお似合いだ。



スタンプは、いずれも晴明に所縁のある言葉が入った図柄。五色の取り合わせが美しく、デザインも面白い。最後に五芒星のスタンプを真ん中に押すなんて、なかなか凝っているぞ。



最後のくじ引きはハズレだったけど、それでも、クイズコーナーでの賞品も含めて、5月にも貰った笛付きボールペン2本、晴明神社で御祈祷済みの知恵の飴などを、貰った。5月と比べて歩く距離はとても短かったけれど、やはり楽しいイベントで、多くの人が参加していた。



【おまけ】

たまたま発見した「あべの近Qスタンプラリー」。ついでに3つまでは押印して回ったけれど、残る1つは天王寺公園の有料エリア、ってことで、たぶん行くことはないだろう・・・。

 
 
確かに、あべの・天王寺は大きく変貌しつつある。まだまだ工事中の施設も多く、すぐ近くには再開発の対象外になっているような古い地域もあるが、様々なイベントを繰り広げて、是非一度この地を訪れてほしい、という地域の思いは良く伝わってくる。
 
真田幸村、安倍晴明、ときて、次は聖徳太子だと思うんだけれど、どうなんだろうか。
 
 

まとめ

 
歩行距離   5kmくらい  
所用時間   1時間40分
歩数      12000歩 (しっかり 5500歩)