「記紀と葛城」スタンプラリー

2013年1月19日(土)

 
どうしたことか、今年の冬は、ウォークラリーの数が減っている。九度山の「真田幸村スタンプラリー」とか、神戸電鉄の「粟生線スタンプラリー」とか、田原本町などの「磯城の里ウォークラリー」とか、それぞれ面白いイベントだったのに、告知がないままである。
 
葛城市の「とれっくる かつらぎ」も、ホームページでは、ずっと「次回を乞うご期待!」のままなんだけれど、近隣の市町と連携した新たなイベントを開催していた。葛城地域における古事記や日本書紀に関するWeb検定だ。チャレンジしてみたが、メチャクチャ難しい・・・。当てずっぽうを含めて、4択20問中8問しか正解できなかった。こりゃ太刀打ちできない。
 
で、検定に受かりたかったら勉強しなさい、ということなのか、「記紀と葛城」Web検定スタンプラリー、なるものを同時開催していた。検定合格はムリだが、スタンプラリーはお手の物だ。
 


スタンプポイントは、御所市、葛城市、大和高田市、広陵町、香芝町の、図書館や博物館。図書館や公民館ばかりをポイントにしたスタンプラリーは他にもあるが、どうも地味な感じがあって、手を出したことがなかったのたが、一度やってみることにしよう・・・。

グーグルマップで、8ヶ所のスタンプポイントを、どの順番で廻るのか、を試行錯誤の末に決定して印刷。こんなアバウトな地図で迷わないはずがないのだが、まあ何とかなるだろう。

 
 
近鉄御所駅から出発。4ヶ月前にもスタンプラリーで訪れた駅だ。御所市立図書館を目指す途中で、「御所まち」と呼ばれる、江戸期の陣屋町に立ち寄り、古い町屋や高札場が残る町並みを探索。スタート直後から寄り道しているようでは、先が思いやられる。
 



ほとんどPRされていないため、ショボいイベントではないかと心配していたが、予想に反して、台紙も分厚く、スタンプもシャチハタ式で、このスタンプラリーのために新調したもののようだ。スタンプの2人は、古代豪族・葛城氏の首長とその娘、「そつひこくん」「いわのちゃん」だそうだ。御所市のマスコットになったものの、財政難のため、着ぐるみを作れないらしい・・・。

この「いわのちゃん」、帰宅後に調べてみると、仁徳天皇の浮気に嫉妬して、別居した皇后、磐之媛命(いわのひめのみこと)のことと判った。奈良市の佐紀古墳群にある陵墓を、昨年末に訪れたばかりだ。歩いていると、いろいろと繋がってくるものだ。


新庄町と當麻町が合併して、葛城市ができたため誤解されやすいが、葛城山は御所市(大阪府千早赤阪村との境界)にあるし、山頂へのロープウェイも御所市から出ている。年末以来の寒さで、葛城山も、積雪しているところが見られる。



葛城市内には、3ヶ所もスタンプポイントがある。忍海、新庄、當麻だ。この南阪奈自動車道のあたりが、旧新庄町と旧當麻町の町境になるようだ。2004年に合併したところなので、路上のマンホールの殆どは、新庄町や當麻町のままなので、旧町境がよく判るのだ。



竹内街道にやってきた。路面の色をブラウン系にしている。この一帯には、白鳳と思われるデザインの街灯が設置されている。詳しいことは知らないのだが、何か言い伝えのようなものがあるのだろう。合併時の新市名の有力候補が「白鳳市」であったと覚えている。



各市町の図書館は、随分立派な建物が多いんだけれど、この旧當麻町の図書館は、2階建てで比較的小ぶりなものだ。昔よく通った図書館にも似ていて、好感が持てる。



磐城駅の近くで見つけた一人掛けのベンチ。それぞれのベンチの座面に、様々な童謡とお遊戯のポーズが画かれている。



大和高田市に入る。いろいろと名所・旧跡も近くにあるのだろうが、ひたすら退屈な道をまっすぐ歩いていく。



「尺土」だけでも気になっていたのに、「五の坪」まで付いている。尺土は「せきど」と読めば、「寸土」と同じく、僅かな土地という意味になる。湿地や沼が多いところだけに、農地にできる土地が少なかったということだろうか。それにしても五坪ってことはないだろう。



高田川沿いに、大和高田市立図書館を目指す。桜の名所と聞いていたが、枝ぶりから、納得できる。増してや、水辺の桜は、さらに美しく映えるからねぇ・・・。



大和高田市立図書館前の街灯。図書館と書かれたプレートがオシャレだ。



大和高田駅の西側では、JRと近鉄の踏切がひどく近接している。JRの踏切と、近鉄の踏切の間には50mも無い。車もかなり渋滞していた。



広陵町にある三吉石塚古墳。帆立貝式古墳というらしい。前方後円墳の初期の形式だと思う。5世紀後半のものらしいが、再整備されて、埴輪などがデコレーションされている。古墳の周囲は、現代の墓地になっている。ありそうで、あまり見ない組合せだ。



以前は、広陵町といえば「靴下」だったが、今は、「かぐや姫の里」。それと、よく整備された真美ヶ丘ニュータウン。おそらく馬見丘から取った名前なんだろう。「真美」といった今風の可愛い名称も良いが、聖徳太子に由来する歴史ある「馬見」を使って欲しかったなぁ・・・。



広陵町の図書館。10年ほど前にできた立派な施設だ。この図書館もそうだが、予想に反して、とても利用者が多い。図書館の蔵書や仕組みが、さほど変わったとは思えないんだけれど・・・。この図書館で、会社の後輩にバッタリ出会った。いつものことながら、汚い格好で、冬というのに汗を掻き掻き歩いていたので、ちょっとバツが悪かった。



香芝の二上山博物館に到着。1階が博物館で、3階が香芝市民図書館になっているので、1ヶ所で2つスタンプをゲットできる、ラッキーポイントだ。博物館の前にある、「海を渡って来た武人」というユニークな像が目を惹く。




無事8つのスタンプをゲット。なかなか美しい。抽選で各市町のキャラクターのピンバッジが当たるそうだ。スタンプ台紙が、そのまま応募シートになっているので、応募せずにスタンプ台紙を持ち帰ろうと思っていたが、図書館ではコピーを取って、原紙は返却してくれた。嬉しい仕組みだ。

 
 
あまり期待していなかったが、美しいスタンプや、図書館の司書さんがスタンプを押してくれるという不正の生じにくい仕組みなど、爽やかな気持ちになれるスタンプラリーだった。もっとも、それぞれの図書館で、優しい司書さんと、お喋りを楽しむことができたせいかもしれない・・・。
 
 

まとめ

 
歩行距離  約18km
所用時間  293分 (4時間53分)
歩数     27100歩 (しっかり 19500歩)