東京ちょい歩き(東京駅~東京ドーム)

2013年7月16日(水)


久しぶりの東京。かつては、週に3回上京することさえあったが、詳しいのは、新橋・虎ノ門・霞ヶ関・浜松町あたりだけ。少し空き時間があったので、東京駅から東京ドームまで、ブラブラと歩いていくことにした。

まずは、丸の内から、皇居外苑へ。和田倉噴水公園がある。今上天皇ご成婚を記念して造られたそうだ。高層ビル群をバックに、大小の噴水が、涼しげに水を吹きあげている。付近のサラリーマンの憩いの場になっているようで、ベンチ・レストラン・喫煙コーナーまで設置されていた。



平川門から一ツ橋に向かう途中、徳川御三卿のひとつ、一橋家の屋敷跡を発見する。一橋家からは、家斉、慶喜の2人の将軍が出た訳だが、石高10万石とはいえ、他の大名家のように藩を立てることなく帰るべき領国もなかった。江戸城内で、毎日何をしていたんだろう・・・。



旧江戸城の内堀としての役割を担っていた日本橋川に掛かる一ツ橋の傍に、今も当時の石垣が残っている。ブラタモリなど、テレビでも良く取り上げられているところなので、すぐ見つけることができた。



神保町のあたりで、「東京大学発祥の地」の碑を発見。学士会館の前だ。東大の起源って、神田湯島の昌平坂学問所ではなかったのか、と思ったが、ここには幕府の天文方があったそうだ。よく判らないが、幕府の研究機関は、名前や役割を変えて、明治以降には東大に統合されているものが多いことだろうから、いくつも東大発祥の地があるのかもしれない。



東京駅から東京ドームまで、3キロ余りの距離。小一時間ほどの散歩で、大阪より多少は涼しく感じたけれど、ワイシャツは汗でじっとりとなった。



東京都の下水マンホールの図柄は、桜の花とイチョウの葉を組み合わせたもの。巨大都市だけあって、マンホールの数も半端ないのだろう。この管理のために、ID番号や設置年と思われる数字が記入された色分けされた銘板が、4つも埋め込まれている。他市では見られない型式だ。