大阪歴史博物館スタンプラリー

2013年9月15日(日)


台風のため、一日中雨の予報。さらに明日も大雨が警戒されるような始末。ということで、先週のわくわく体験スポットスタンプラリーの際に立ち寄ったNHKの隣にある、大阪歴史博物館に出掛けることにした。長らく訪問していないし、それに、館内スタンプラリーもあることは確認済だ。



雨が小止みになった頃、堺筋からブラブラと谷町4丁目にある大阪歴史博物館まで出掛けるが、到着した頃には、すっかり本降り。雨のなか、傘を差しながらでは、石垣風のフェンスの向こうにある歴史博物館も上手く撮れない。



こんな天気にも拘わらず、驚くほどの人がチケットカウンターに並んでいる。どうやら大半は、現在歴史博物館で特別展示されている「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」にやってきたようだ。エヴァと日本刀なんて、全く無関係のようだが、アニメに登場する武器をモチーフにして、日本刀の刀匠達が製作した槍とか剣とかが展示されているらしい。



特別展示には興味が無いので、常設展示のみのチケットを購入。10Fにある古代フロアから、見学を開始する。



古代ゾーンの中心は、難波宮大極殿。宮廷での儀礼が再現されている。



窓からは、大極殿の基壇が復元された難波宮跡を見下ろすことができる。公園では、何かのイベントのため、多数のテントが並んでいるけど、この天気ではイベントどころでは無さそうだ。



スタンプ台紙も忘れずゲットし、会場の6ヶ所のスタンプポイントを巡る。古代ゾーンのスタンプは、摂津と河内の国印。奈良時代の公文書に残っていた印影をもとに復元されたものらしい。



スタンプポイントには、そのフロアに因んだクイズも出題されている。このクイズにも答えないと、スタンプ制覇の記念品は貰えないようだ。「こどもスタンプラリー」とあるが、しっかり展示を見ないと判らない、子供にはちょっと難しい問題が多いように思える。



9Fの中世ゾーンは、江戸時代の大阪の街並みが中心。京から瀬戸内に通じる水運の様子が良く再現されている。蔵屋敷、船場の街並み、芝居小屋など、天下の台所と呼ばれた時代の大阪の賑わいが実感できる。



どうしたことか、この大阪歴史博物館では、秀吉の時代が抜けている。そこいらへんの歴史については、大阪城天守閣で見てください、ということなのだろう。大阪城はすぐ目の前なんだけど、風雨が強まって、おぼろげにしか見ることができない。



最後は、近世ゾーン。大大阪時代と呼ばれ、大阪が日本一人口が多かった1920年代の雰囲気が楽しめる。当時開通した御堂筋のジオラマでは、地上部には、当時御堂筋に高さを揃えて立ち並んだ近代ビル、地下部には、開通したばかりの地下鉄が復元されている。



今では、すっかり見なくなった、商品を狭い店先に積み上げた八百屋と魚屋。本庄にあった公設市場を模したものらしい。昭和初期の風景というが、大阪万博の頃にも、よく見られた風景のようで、懐かしい。



心斎橋にあった洋装店の再現。心斎橋をウィンドウショッピングしながらブラブラする「心ブラ」という言葉が流行したのも、この頃のことだそうだ。



道頓堀の角座。今では、飲食店も入った複合ビルになってしまった。



摂津国印以外に、河内国印、豊臣秀吉朱印、木村兼霞堂蔵書印、大阪府印、天王寺駅印の、計6つを無事ゲット。「こどもスタンプラリー」だが、大人でも、スタンプコンプリートの記念品として大阪歴史博物館のシールを貰うことができた。



ミュージアムショップでは、紙製の兜が売られている。先週のウォーキングでも、少し立ち寄ったのだが、とても気になった。とても丁寧に作られているが、値段は1260円とお手頃。先週は3つあったのに、2つになっている。一番見栄えがいいと思われた源義経の兜が売れてしまったようだ。残る毛利元就と伊達政宗も格好いい。



博物館1Fロビーの床は、透明アクリル板になっていて、難波宮の遺跡の実物を観察することができるようになっている。



帰りは大雨。スタンプ台紙を濡らさずに抱えるようにして、歩いて帰った。明日も大雨のようで、三連休というのに、ほとんどウォーキングできない。もっとも、昨日はゴルフ場で、いくらでも歩けたのだけど、ほとんどカートに乗っていた。ゴルフでは徹頭徹尾、体力温存なのだ・・・。