官兵衛スタンプラリー(姫路増位山・広峯山)

2014年1月25日(土)


姫路の市街地の後背地に、屏風のように連なる増位山と広峯山。この連山のそれぞれの頂上に、黒田官兵衛ゆかりの地スタンプラリーのポイントがある。増位山随願寺と広峯神社だ。

JR姫路駅で乗り換えた播但線は、かつて生野銀山から姫路まで、馬車で銀を運んだ道と同じルートであることから、「銀の馬車道」のデコレーションが施されている。そういえば、このスタンプラリーの主催者は、兵庫県中播磨県民局の「銀の馬車道課」なんだよね。



ICOCAも使えないローカル線なのに、ひどく混雑している。多くはリュックサックにトレッキングシューズ。てっきり最近人気の竹田城あたりに行くのかと思いきや、皆、増位山への登山口に近い野里駅で降りる。どうやら大規模なウォーキングイベントがあるようだ。野里からだと、行き先は増位山と広峯山に決まっている。出発間際の様子の大軍団に先行すべく、山道に取り付く。



途中、地蔵堂などを、ゆっくりと観察していると、やばい、200人以上と思われる大軍団が押し寄せてきた。



先を急ぐが、ひたすら登り道が続く。息があがって途中の小さな広場で休憩。大軍団に追い越されることを覚悟していたところ、大軍団も同じ広場で休憩を取る。結局押し出されるように、先を進むことになる。



野里駅を出てから30分余りで、増位山随願寺に到着。聖徳太子が建立を命じたとか、官兵衛の叔父がここで出家したとか、いろいろとエピソードの多いお寺だが、この山が、大相撲の伝統的な四股名の由来となっていることが最も有名かもしれない。



随願寺にある、姫路藩主榊原忠次の墓所。徳川四天王として名高い榊原康政の孫にあたる。



増位山随願寺から、広峯神社に続く尾根道は、近畿自然歩道になっていて、絶好のハイキングコースだ。



増位山と広峯山は、標高がほとんど同じとはいえ、ある程度のアップダウンは覚悟していた。ところが実際歩いてみると、以外に平坦。呑気にブラブラ歩いていくには、とても快適な道。



と、呑気に歩いていると、前方から次々とマウンテンバイクがやってきた。こんな道を走るとは、何とも酔狂な、とも思うのだが、スタンプを押すために延々と歩いている方がよほどの奇行かもしれない。山でたまに出会う傍若無人な自転車とは違って、出会った3つのグループはとても紳士的なバイカー。歩行者優先で、自転車を路肩に停めて、こちらが通り過ぎるのを待ってくれた。



広峯神社にやってきた。山中の静謐な神社を想像していたのだけど、人も多く、大きな土産物屋もあったりして、賑やかなことになっている。これも官兵衛効果だろう。


 

広峯神社は、黒田家がこの地で財を成し、武装集団を率いるに至るまで、多大な支援をしてきた神社。拝殿がとても広い。



社務所には、絵馬や御守をはじめ、官兵衛グッズがテンコ盛り。



黒田家が財を成す元手となった、目薬に因んだ土産物も売られている。



神社内をゆっくりと見て回っているうちに、大軍団が追い付いてきて、境内はもちろん、正面の随神門の石段までが、弁当広場化していく。



広峯神社から、市街地にダラダラと坂を下っていく。正面に見えるのは、姫路競馬場。その向こうに、姫路城の緑と、未だベールに包まれている大天守が薄っすらと見える。



30分ほども掛けて、長くてクネクネ曲がった道を下りきり、ようやく白国の集落に戻ってきた。ここから、さらに次のスタンプポイントになっている心光寺を目指す。



途中、白国神社に寄り道。播磨国の四ノ宮だ。当然のことながら相当古い神社なので、黒田官兵衛との関わりも、探せばきっと何かあるはずだろうが、ここには黒田官兵衛の幟は立っていない。そのせいか、人気もなく、とても静かだ。



この神社は、安産と育児にご利益があるらしい。安産のシンボルともいえる犬の像が据えられている。



姫路の自衛隊駐屯地の北側を西に向かってトボトボと歩いていく。山道が続いたせいか、そこそこダメージは大きい。



山裾を切り拓いて造成されたと思われる住宅地を、さらに西へ西へと進む。



白国から1時間ほど歩いて、ようやく心光寺に到着。黒田官兵衛の幟がはためく、砦のようなお寺の正面の鐘門が閉まっていたので、御着城の悪夢の再現かと焦ったが、奥にある通用門から中に入ることができた。



今日の獲物は、1.広峯神社、2.増位山随願寺、3.心光寺、の3つ。これまで計4日のウォーキングで、全24スタンプのうち9つを獲得した訳だが、まだまだ先は長すぎるぞ。



元気ならば、さらに2時間ほど歩いたところにある書写山に向かうつもりだったが、夕方から天気も崩れそうだし、それ以上に体が重くて歩く気がしない。

昼食を求めて少し歩いた後、田寺からのバスに乗って姫路駅へ。田寺にあるお菓子屋さんの店頭に、ひどく低姿勢な(ほとんど土下座している)人形(番頭?丁稚?)が設置されていた。



姫路駅のコンコースに、JRがやっている黒田官兵衛スタンプラリーのスタンプコーナーがある。なんとスタンプポイントは、姫路、博多、岡山、長浜(または木ノ本)の4つ。平清盛の大河にも合わせて同様のことをやっていたが、あまりにエリアが広すぎて挑戦しようがない。



とは言え、念のため、姫路のスタンプは貰っておこう。

 

まとめ

 
歩行距離    約12km
所要時間    249分 (4時間09分)
歩数       21700歩 (早歩き 13400歩、 階段 1080段)