JRで行く滋賀のまち歩き(能登川~五箇荘 &彦根)

2016年3月21日(祝) ①


「JRで行く滋賀のまち歩き第四弾」もいよいよ今日が最終日。何としてでも、残り4ポイントを制覇しなければならない、と、スタンプポイントにもなっている琵琶湖線の能登川駅にやってきた。お洒落な駅舎だ。駅前には能登川名物の水車のモニュメントがあるが、駅舎もなんとなく水車をモチーフにしているようだ。



能登川町とばかり思っていたが、いつの間にやら東近江市になっていた。約10年前、八日市市、永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町、蒲生町と、なんと7市町村の合併が行われていた。その結果、三重県境から琵琶湖岸までの東西に細長い市が誕生していた。 東近江市のマンホールは、「近」をベースにした市章が真ん中にあるデザインだ。



旧能登川町のマンホールも多く残っている。これまた「能」を中心にした幾何学模様のマンホールだ。



駅前の観光案内所のおばさんに教えてもらった、きぬがさ山の裾野を縫う道を通って五箇荘を目指す。水の流れが清々しく、とても気持ちいい道だ。



な~んにも無い農道をテクテクと進む。正面には鈴鹿山脈が連なっている。とてもいい天気だ。



五箇荘に到着。かつて近江商人の街として栄えた金堂地区は重要伝統的建造群保存地区に指定されている。白壁の土蔵が並び、街中のいたるところに澄んだ水路がある。ここで本日2つめのスタンプをゲット。



金堂まちなみ保存交流館にあったジオラマ。黒っぽい屋根になっているのが土蔵だ。



街中の配水設備?の壁は、大きな文字で道案内に利用されている。



近江商人屋敷、藤井彦四郎邸の前庭にある、てんびん棒を担いだ近江商人の像。近江商人と一言で言っても、フランチャイズ方式の日野、大都市大規模直営店の近江八幡、地方都市狙いの五箇荘と、スタイルは様々であったようだ。



旧五箇荘町のマンホールも、真ん中に「五」の文字。おそらくは当時の町章であったと思われる。



武家屋敷の門のようだが、なんとこれが五箇荘小学校の門。立派なものだ。こういうのを見ると、きっと豊かな町だったんだろう、と感じる。



昨日もそうだが、安土や能登川のあたりに、景清道と書かれた細い道を何度も目にする。平家の落人となった平景清(藤原景清と書かれたものもある)が、平家再興のため京に密かに通った道なんだそうだ。



五箇荘でたっぷりと道草を食ってしまい、気が付けば14時にもなっている。ホントはゴールの彦根まで、途中豊郷小学校なども見物しながら歩いていくつもりだったのだが、まだ20km近くもあるし、昨日の疲れも半端ない。結局、能登川から五箇荘まで歩き回ること11kmほどで断念。



レトロな駅舎の五箇荘駅から近江鉄道で彦根に向かうことにする。五箇荘駅のすぐ裏手を頻繁に新幹線が通り抜けるが、肝心の近江鉄道は1時間に1本しかなく、30分も駅舎で休憩する羽目になる。



五箇荘、ごかしょう、合格しよう・・・。ちょっと無理があるようにも思うが、縁起物の入場券でも販売しているのだろうか。と思ったら、ここは無人駅。券売機さえ無い。



新幹線に並行して走る近江鉄道で彦根に向かう。運転手席の真後ろに陣取って写真を撮る。



彦根駅には、近江鉄道の鉄道むすめがデカデカと描かれた車両が停車していた。



近江鉄道彦根駅に隣接したJR彦根駅で本日3つ目のスタンプを獲得。残るは彦根城のみ。駅舎の窓が額縁風になっていて、彦根城の写真を収めることができるようになっているが、これでは小さすぎて何やら判らない・・・。



彦根駅に到着。馬上の井伊直政の銅像が駅前にある。NHK大河では、徳川四天王のうち本多忠勝ばかりが目立って登場しているが、そのうちにクローズアップされてくるはずだ。



彦根市のマンホールには、彦根城の石垣をデザインされている。



彦根市役所には、「未来のために、北陸新幹線米原ルートを実現しよう」の垂れ幕がある。新幹線ルートやリニアの駅については、各自治体が我田引水よろしく大声で誘致合戦を繰り返しているが、こんなことではいつまで経っても北陸新幹線の延伸など決まらないのではないかと心配だ。



彦根城の佐和口多門櫓。ここまでくると、GPSも彦根城到着と判断してくれて、スタンプを貰えた。天守閣が見えるところまで行きたいが、足は痛いし、入城料も要ることなので、周囲を軽く散策するだけで駅に戻る。



彦根城のスタンプをゲットすると、コンプリート画面が現れた。



彦根城前にある彦根観光センターで、7年ほど前に8日だったか9日だったかを掛けて歩きとおした「琵琶湖一周スタンプラリー」のスタンプに再会。当時は彦根からスタートして、時計回りで琵琶湖を一周して再び彦根に戻ってゴールした。この観光センターで、ひとり祝杯代わりのコーラを飲んだことを覚えている。



彦根駅前の観光案内所で、スタンプコンプリートの記念品を貰う。ひこにゃんタオル、脂取り紙、JRのクリアホルダーを頂戴する。



さらに抽選で、ホテル宿泊券や琵琶湖クルーズ招待券などが当たるらしいが、当選人数は1名とか2名。とても当たりそうには無い。