伏見名水スタンプラリー 2016

2016年4月16日(土) ①


伏見名水スタンプラリーに出掛ける。もう10回目くらいの参加になると思う。伏見では、お正月の五福めぐりと、春の名水スタンプラリーと、年中行事のようになっているイベントが2つあるのだが、スタンプポイントがかなり重複している。何とか変化をつけるため、今回は地下鉄竹田駅からスタートする。



竹田駅から、最初のスタンプポイントである城南宮を目指して歩く。このあたりは鳥羽離宮跡にあたる。「白河法皇 鳥羽法皇 院政之地」の石碑が建てられている。



竹田駅から歩いて20分ほどで城南宮に到着。城南宮といえば、毎年のように、このアングルの写真になってしまう。一寸法師のパネルは外せない。



今年は、スタンプコンプリートのご褒美として、恒例のお猪口に加えて、「水 神秘のかたち」という展覧会?の招待券も頂けることになっていたのだが、「好評につき終了」の貼り紙がある。まあ、個人的には興味のなさそうな展覧会なので、スタンプラリーのモチベーションに与える影響は微々たるものだ。



2つめのスタンプポイントは、京料理の清和荘。ちょうど近藤勇が御陵衛士に襲撃されたところだ。開店の随分前にも関わらず、門を開き、清和の井の名水が飲めるよう、紙コップも用意してくれていた。



伏見を西から東に大横断し、3つめのスタンプポイントの藤森神社にやってきた。藤森神社の恒例のアングルで写真撮影。4年前、このブログを始めた最初の写真がこのアングルからのものだ。



参道は、車と人・馬に分かれている。神事や祭礼で馬が境内に入ることはあるだろうが、普通は馬は車と同じ区分ではなかろうか。



社務所横にある「必勝祈願」と書かれた飲料自販機。試しに買ってみると、競馬のファンファーレが鳴って、「幸運に恵まれますように」という声が流れる。藤森神社の神官さんの声ということだが、どことなく10年ほど前に亡くなった天気予報の福井さんを彷彿とさせる声だ。



勝負事の神社ということになっているが、これは、この神社が菖蒲の節句の発祥地、ということに由来しているらしい。菖蒲→勝負、という訳だ。なんだか無理があるようにも思うが
競走馬の絵馬なども多く掲げられている。



次に乃木神社に向かって、伏見の北東の端から、南東の端に向かって山沿いの道を歩く。畏れ多いというより、砂利道なのでいつもは敬遠していた、明治天皇陵に向かう参道を久々に歩く。



乃木神社にやってくると、スタンプが見当たらない。アチコチ探して、社務所売店の片隅にある箱のなかにスタンプを発見。ところが、乃木神社のスタンプを押す欄が無い!!なんと、今回乃木神社がスタンプポイントから外れていたのだ。どうしたことなんだろう・・・。そうとは知らずに、テクテク歩いてきた。仕方なく予備のシートの空欄に押印。



御香宮神社には、「伏見の戦跡」と書かれた石碑がある。この神社を陣とすべく、幕府軍と薩長軍が激しく争ったようだ。石碑の文字は、佐藤栄作元総理が揮毫していた。



本殿脇にある御香宮神社の名水「御香水」。ペットボトルに汲んで持ち帰る人も多い。



土日が休業なので、中に入ったという記憶がない「キンシ正宗」。門の外にスタンプ台があるが、この時期だけ、というのではなく、常設された台のようにも見える。



大黒寺。スタンプポイントのなかでは、圧倒的に小ぶりのお寺なんだけど、薩摩藩との関係が深く、墓所には、薩摩の同士討ちとなった寺田屋事件で死亡した有馬信七らの墓石などが並んでいる。墓碑は西郷隆盛の筆による。



キザクラカッパカントリー。社名や商品名の由来にもなっている黄桜は、やや見頃を過ぎていたが、それでも十分美しい。



中庭には、長年黄桜のマスコット的存在となっているカッパのオブジェが設置されている。



鳥せい本店。鳥料理のお店で伏見を代表するグルメスポットといっても過言ではないだろう。街並みは随分整ってきた。



十石舟の乗り場横にある月桂冠大倉記念館でも無事スタンプゲット。



最後は中書島の長建寺。高浜虚子の「花人の落ち合う驛や中書島」の句碑がある。句碑の横で咲いているのは、これまた黄桜だ。



ソメイヨシノはあらかた散ってしまったが、八重桜は、まだモコモコ感が残っている。



中書島駅でゴール。駅前には伏見の各酒造メーカーのミニ樽が並んでいる。



緑色のスタンプの乃木神社がスタンプポイントから外れて、スタンプ台紙の色目も単調に感じる。毎年同じことを言っているが、そろそろスタンプを新調してはどうかと思う。



スタンプコンプリートのご褒美は、お猪口。今年は、キザクラカッパカントリーから湧き出ている名水「伏水」がデザインされている。



ここまでで約18000歩、3時間半歩いたことになる。まだ正午過ぎだし、天気も良いことなので、昼食休憩を取った後、さらに頑張って宇治まで歩くことにする。(②、③へ続く)