阪神武庫川線廃線探索

2016年5月1日(日) ②


阪神西宮~阪神香櫨園~阪急夙川~阪急西宮北口、と歩いた後、阪神武庫川線を探訪する。武庫川線は、戦前に軍需工場があった武庫川団地前から、JR西ノ宮駅をつないでいたが、今は阪神武庫川駅以北は廃線となっている。陸橋から西ノ宮駅~甲子園口駅方面を観察するが、JRの右側に武庫川線が走っていたという。そう言われれば、少し隙間があるようにも見える。



JRの南側に甲子園口SL公園なるものが現れた。ここに、かつて阪神武庫川線を走っていたSLのための給水塔が残っている。もっとも、今はテッペンには風見鶏が設置されていて、説明を読まないと給水塔と気付く人は少ないだろう。



JRに沿って、古い石垣が続いている。どうやら、この石垣の上を阪神武庫川線のSLが走っていたようだ。



鉄道をくぐる人道トンネルがある。高さは1mと酷く低い。中を覗き込むと、JR部分と旧阪神部分の造りが違うことが判る。



JR甲子園口駅。甲子園球場からは少し離れているが、野球のバットをモチーフにしたモニュメントや、野球場を織り込んだ庭園などが設えられている。



甲子園口の西側にある車用のトンネル。JR部はドーム状になっているが、その後阪神がJRの手前に四角いトンネルを増設したようだ。



石垣の様子で、旧武庫川線の線路が、JR東海道本線から徐々に分かれて南に針路を変えていることが知れる。先に見える細長いマンションは、明らかに廃線跡地を利用して建てられている。



武庫川にぶつかる。さて、ここから武庫川線はどこを走っていたのだろうか・・・。第一候補は、川べりの緑地に沿った道路。



第二候補は、土手上の道路の脇。



そして第三候補が、第一候補と第二候補の間にある緑道。なんとなく、道幅もそれっぽいし、歩くのに最も楽しそうなので、これが廃線跡、と勝手に決め込んで南に向かって歩き続ける。



が、徐々に様子がおかしくなり、道は狭くなり、ついには探検隊のように、草や枝を掻き分けながら進まなければならない羽目になる。



で、結局は川沿いの道に戻る。武庫川の河原は広く、スポーツなどを楽しむ人が多い。ゆったりと湾曲しながら、南に流れている。



武庫川土手の緑地の外側にズラリと並ぶ分譲住宅。付近の道や、住宅の幅から類推するに廃線跡に建てられている可能性が高そうだ。



細長い分譲住宅地が途切れ、阪神武庫川駅の手前で、ついに武庫川線の廃線部分が見えてきた。



随分前に廃線となっているはずだが、線路はあまり草臥れた様子がない。たまに阪神本線から武庫川線に車両を引き込む際の折り返しに使っているのかもしれない。



線路にはバリケードもあって列車が走る様子もないのだが、踏切も現役風だ。



武庫川駅。正面に見えるのが武庫川線。上を走っているのが阪神本線だ。阪神本線からの引き込み線が右から合流している。



もちろん引き込み線には立入禁止のバリケードがあるが、比較的簡単に取り外せそうなものだ。やはり、たまには、この引き込み線を使って車両の入れ替えなどをしているのだろう。



阪神本線を超え、武庫川線の現役区間を踏破することにする。阪神高速の下を潜って、武庫川団地に向かって2両編成の列車が走っていく。



武庫川線は一部の駅の部分を除いては基本的に単線なんだけど、どうやら複線化できるだけの用地が確保されているように見える。もっとも今のところ列車は1編成しかなく、武庫川駅と武庫川団地前駅との間、4駅を行ったり来たりしているだけなので、すれ違い部も不要なんだけど。



中間駅となる東鳴尾駅、洲崎駅は、いずれも無人駅。西宮市内に無人駅が存在するとは知らなかった。



どんどん殺風景なところに行くのかと思いきや、南に進めば進むほど、高層住宅などが立ち並んだ近代的なエリアとなっている。



終着駅の武庫川団地前駅に到着。埋め立てが進んで、ここまで来ても海岸線は未だ遠い。



武庫川団地前から、人生初めての武庫川線乗車を果たした後、阪神本線武庫川駅へ。武庫川に跨る典型的な橋上駅だ。ホームの横の金網の向こうは、駅構外の歩道橋となっている。
 



神戸三宮向きのホームから、梅田行ホームを撮影。川の上の展望台のようにも見える。


 

本日の歩行記録。20kmほど歩いたことになっているが、実際にはGPSの信号が飛びまくって、3kmほどは余分にカウントしているようだ。



今年初めての半袖ウォーキングだったが、それでも相当暑く感じられた。