天の川ツーリズムスタンプラリー(枚方編)

2016年7月31日(日)


昨日、交野市内のスタンプポイントだけで力尽きてしまった「天の川ツーリズムスタンプラリー」。今日は残る枚方市内を歩き回って、スタンプコンプリートといきたいものだ。昨日は18km近く歩いたが、広大な枚方市にしては、スタンプポイントは比較的こじんまりとまとまっているので、2時間ほどで歩ききれるのではなかろうか(と、出発前には考えていた)。



京阪の枚方公園駅からスタート。降り立ったお客さんの大半は、ひらかたパークに向かうが、一人真逆の方向にある旧枚方宿を目指す。昨日にも増して日射しは強く、全くもって歩く気にならず、いきなり駅前のコンビニでアイスクリームを買ってしまう。



枚方公園駅からわずか5分ほどで、京街道の風情が漂う枚方宿に到着。もっとも、駅前で写真を撮ったり、アイスクリームを食べたりで、下車後すでに30分近く経っている。



最初のスタンプポイントは、鍵屋資料館。江戸時代に三十石船の「船待ち宿」として繁盛したそうだ。つい最近までは料理旅館として営業を続けてきたらしい。漆喰壁に茶色の暖簾が良く映えている。



スタンプは入り口にあったが、せっかくなので、というか暑さから逃れるために、久しぶりに入場料を払って入館して、ゆっくりと資料などを見学。まだ数百メートルしか歩いていないというのに、既に1時間以上が経過している。



まあ、焦っても仕方ない。このように暑い日は、しっかりと水分を採って、いつにも増してマイペースでいかないと、すぐ体力的にも精神的にも参ってしまう。枚方市駅まで続く旧街道をボチボチと歩いていく。景観条例のようなものが施行されているようだが、様々な建物が混在していて、歴史的景観を取り戻すには、さらに時間が必要なようだ。



枚方市駅まで歩いてきた。わずか一駅分歩いただけなのに、ここで本屋さんなどに立ち寄り、火照った体のクールダウンを図る。



アチコチで休憩を取りながら、次なるスタンプを求めて、交野線の星ヶ丘の駅を目指す。枚方警察署の前を通る。昨日見た、交野警察署より小さめの建物と感じる。交野警察を分署してもなお、枚方警察はかなり手狭で混雑しているのではなかろうか。



天野川。昨日歩いたほしだ園地あたりとは比べようもないが、淀川合流に程近いところでも、水質は悪くないように見える。このあたりで、ようやくウォーキングのエンジンが掛かってきたように感じる。



目指す2つ目のスタンプポイントは星ヶ丘洋裁学校。迷路のような星ヶ丘の住宅街のなかでウロウロさせられる。せっかく掛かってきたエンジンも、ここに来て再びエンスト気味になる。



散々迷って辿りついた星ヶ丘洋裁学校。突如昭和に戻ったようなレトロな雰囲気だ。それにしても、このように目立たない施設をどうしてスタンプポイントにしたのだろう・・・。



洋裁学校など、入るのは生まれて初めて。勝手が判らないまま、恐る恐る入場する。幸い、今日はお休みのようだが、スタンプは玄関の脇に置かれていた。



交野線には、キキ&ララのラッピング列車が走っていると聞いていたのだが、昨日、今日と、タイミングが悪いのか、日頃の行いが悪いのか、目にするのは通常の塗装色の車両ばかりだ。



第3のスタンプポイントが宮之阪駅の東にある小高い丘の上にある百済王神社。百済王一族の氏神なんだそうだ。百済王とは、日本に帰化した百済王族に、朝廷が与えた姓とのことだが、「くだらのこにきし」と読むらしい。



4つ目のスタンプポイントは、宮之阪の商店街に設置されていた。本日は休業でシャッターが下りたお店の前にスタンプ台がチョコンと置かれていた。




最後のスタンプポイントになっている枚方観光ステーションがある枚方市駅に向かう。天野川に掛かる橋の欄干には、織姫と牽牛がデザインされている。2人の間にいる鳥は、天の川の橋になったと伝わるカササギなんだろう。



枚方観光ステーションで、最後のスタンプをゲットし、全ポイント制覇のご褒美として、クリアファイルを頂戴する。さらに抽選で、枚方、交野の物産品が貰えるようだ。



昨日の交野市内のスタンプポイントは赤い織姫だったが、枚方市内は、予想通り青い彦星のスタンプだった。どうやら、枚方のキャラクターは「ひこぼしくん」、交野は「おりひめちゃん」と名づけて、両市は織姫・彦星をシェアしているようだ。



それにしても、枚方市は最近、この七夕伝説と「ひこぼしくん」をプッシュしまくっている。



枚方のキャラクターといえば、「くらわんこ」と「ひらにゃんこ」だったはずだが、最近は影が薄いように感じる。



掲載するほどのものでもないが、本日の歩行軌跡。8.5kmほど歩いた。距離だけみれば2時間程度で歩けそうなものだが、休憩やら見学ばかりで3時間半も掛かってしまった。



しかも昼食抜きで、アイスクリームと清涼飲料水ばかり。こんなウォーキングは逆に体に悪い・・・。

「キキ&ララ トレイン」スタンプラリー(京阪)

2016年7月30日(土) ②


天の川ツーリズムスタンプラリーで交野市内を歩き回るついでに、京阪電鉄が開催している「星のまち枚方・交野 キキ&ララトレイン スタンプラリー」も制覇する。



スタンプポイントは、枚方市駅、私市駅、交野市駅の3ヶ所。いずれも天の川スタンプラリーで通過するところばかりなので、無理なくスタンプを収集できる。私市駅には、スタンプ台の横に、サンリオキャラクターのキキとララの写真撮影用のステージが設置されていた。



スタンプラリーでは良く見る光景だが、スタンプ台にペタペタと試し押しをしないでほしいものだ。せっかく綺麗にスタンプ台を設置しても、これでは台無しだ。



最近、京阪電車ではキキとララを強力プッシュしてる。駅構内の売店にも、キキ&ララのグッズが多数販売されている。



収集したスタンプ3種。ほとんど苦労もなく3つを集めることができたが、全て揃うと、それなりに嬉しくなってしまう。



枚方市駅でスタンプコンプリートの記念品を貰う。ビニール製のキキとララのパスケースだ。



天の川ツーリズムスタンプラリー(交野編)

2016年7月30日(土) ①


枚方市、交野市、それに京阪電鉄と地元商工会議所が共催している「天の川ツーリズム」。京阪交野線を「天の川線」と称して、スタンプラリーもイベントの一環として開催されている。七夕とか天の川とかは、7月のごく一時期のことと思わなくもないが、なんと10月末まで開催されている。



京阪交野線の終着駅、私市駅を出発して、交野市内、枚方市内の各5ヶ所のスタンプポイントを歩いて回ろうと考えてやってきたが、とにかく暑い。全て回ると25km超にもなるので、今日は交野市内だけにしようと、スタート早々、目標を大きく下方修正してしまう。七夕飾りが今も残る府民の森ほしだ園地の東端を、磐船神社を目指してテクテク歩いていく。



ほしだ園地の東を流れる川には、水遊びをする人達が多数。この川の名前が天野川なのだ。テントまで持ち込んで、御大層なことだと思うものの、この暑さの中、リュックを背負ってテクテク歩いている方が余程御大層なことだ。



川沿いの緑の小径というのは、大好きなんだけど、如何せん暑すぎる・・・。最初のスタンプポイント、磐船神社に辿りつくまでにバテてしまいそうだ。



途中から、そこそこ交通量の多い自動車道を歩かざるを得なくなる。歩道も中途半端にしか整備されていないため、ストレスがたまる。磐船隧道の中で、ようやくギラギラした日射から身を隠すことができて、しばらくホッとする。



私市駅を出発して、およそ45分ほどで磐船神社に到着。天孫降臨の地とも言われ、大きな岩がご神体となっている。どうやらこの岩が舟形らしいのだが、正面からでは確認が難しい。社務所で申し込みすれば洞窟見学もできるようだが、どういう訳か、2人以上でないとダメらしい。



磐船神社からは、ほしだ園地の中を北に突っ切って、次なるスタンプポイント星田妙見宮を目指す。園地などというと、平べったい公園のようだが、緩やかとはいえアップダウンのあるハイキングコース。日陰があるのはいいが、体力の消耗が激しい。



ほしだ園地といえば、星のブランコと名づけられた長い吊り橋で有名。なかなかスリルもあって面白いのだけど、今日は星のブランコには立ち寄ることなく、山道を星田妙見宮方面に下りていく。



ほしだ園地からの長い下り道の後、小高い山のテッペンにある星田妙見宮にやってきた。まだ2つめのスタンプポイントだというのに、歩き始めて既に1時間半以上経っている・・・。妙見宮といえば、北極星を祭っているはずなので、当然本殿は北向きかと思いきや、西向きだった。



こちらにも、巨石が祀られている。何と読むのだろうか、織女石と名づけられている。



妙見宮の参道入り口付近に、徳川家康が本能寺の変で、滞在中の堺から三河に逃げ帰る際、光秀の軍勢に見つからないように隠れていたという「ひそみの藪」というのがあるらしい。が、「ひそみの藪」と書かれた石碑は見つけることができなかった・・・。仕方なく、そのあたりの藪を撮っておく。



第三チェックポイントは河内磐船駅の近くにある大門酒造という酒蔵。JR河内磐船駅の前には、岩の船のようなモニュメントがある。



チラシのマップでは、駅のすぐ傍にあるように書かれていたが、この大門酒造を探すのに30分ほどは掛かった。何といっても、看板も無ければ、道路からは酒蔵の気配も感じられない。この道路の脇道を登ったところに、表札もない酒蔵がある



せっかくなので、200年近く続いている大門酒造の利休梅と名づけられた純米吟醸の小瓶を1本購入。というか、この手のあまりお客さんの出入りの少ないお店がスタンプポイントになっている場合、どうもスタンプだけ押して帰るという訳にはいかないのだ・・・。



4つ目のスタンプポイント、機物神社を目指して、河内磐船から北東に進む。交野市の総合体育施設「いきいきランド交野」が現れた。ドームの名前がスタードーム。何につけても、交野市は「星の町」をアピールしている。



第二京阪道路の側道が、自転車道と歩道として整備されている。とても歩きやすい道なんだろうが、今日のような日では、日影が全く無いのが辛い。



機物神社。渡来人である秦氏がこの辺りで機織の技術を広めたらしい。当然のことながら、ここもまた、織姫伝説と深い関係がある神社のようだ。



機物神社の境内にある古い井戸ポンプ。交野市の災害時用井戸に指定されている。妙見宮も、以前登った交野山も、山頂まで消火用の水のパイプが張り巡らされていた。交野というところは、火災に厳重に備えた街のようだ。



機物神社から、本日最後のスタンプポイント、交野駅近くにある山野酒造に向かう。交野警察署の立派な建物の前を通過する。最近、枚方警察署から分署したものだ。分署前の枚方警察署は、国内で最も管轄内の人口が多いマンモス警察署だったと聞く。



チラシをよく見ると、山野酒造は土日祝日は定休とある。土日に開いていないところをスタンプポイントにされるとホントに困るのだ。休業でも、門の前にスタンプが置いてあることを祈って、汗ビッショリになった体に鞭打って、最後の力を振り絞って歩く。




山野酒造に到着。立派なお屋敷風の酒蔵だ。幸い門前にスタンプは設置されていた。これで本日の目標の5つのスタンプをゲット。



京阪交野市駅に戻ってきた。京阪は、寝屋川、門真、守口、枚方、八幡、そして交野、と、大阪と京都を除いて、通過する市の全てに〇〇市駅がある。



交野市駅には、今日訪れることが無かった星のブランコのイラストボードが設置されていた。橋のには織姫と彦星、雲のブランコには、キキとララという、最近京阪電鉄でよく見かけるが、サンリオの双子星のキャラクターなんだそうだ。



5つの織姫スタンプが揃った。それぞれ少しずつ顔が違う。枚方市のスタンプは、おそらく彦星だと想像できる。



今日の歩行軌跡。17.5kmを5時間余りかけて歩いた。歩数は25000歩強。炎天下では、これが限界だ。自宅を出た際には、枚方市内のポイントも制覇するつもりだったが、実に大それた考えだった。