【認定証+記念品】六甲山上周遊スタンプラリー

2017年6月23日(金)


山と渓谷社、略してヤマケイから、先日全スタンプポイントを完歩した六甲山上周遊の認定証が送られてきた。認定番号は118番。ヤマケイが開催しているスタンプラリーとしては、圧倒的に簡単なコースのひとつだろうが、還暦を前にしたヘッポコウォーカーとしては、結構ハードルの高いものだっただけに素直に嬉しい。



さらに、六甲山のピンバッジも送られてきた。とても綺麗で格好いいぞ。参加費無料で戴くものとしては、相当レベルの高いピンバッジだ。



街歩きが中心で、せいぜい軽登山しかできない者にとって、ヤマケイからの記念品というだけで、随分テンションがあがってしまう。昨年3日もかけて完歩した六甲縦走に再度チャレンジして、2つめのピンバッジを貰おうかと、考えてしまう。

【当選】3社沿線クイズ&スタンプラリー

2017年6月21日(水)


12月から2月にかけて、全10コースのウォーキングを制覇した、近鉄・阪神・山陽の3社沿線スタンプラリー(沿線散歩2016)の完歩賞が郵送されてきた。

立派なパンフレットが駅に山積みされ、車内吊り広告なども多いうえに、開催期間が半年以上にも及ぶため、随分たくさんの参加者があると思いたいが、ほぼ毎年、限定500名の完歩賞を貰っている。一体どれくらいの応募があるのか、知りたいものだ。



長い間、完歩賞は「スルッとKANSAI」カードだったが、オリジナルデザインのQUOカードに変わっていた。


ヒューストン散策

2017年6月14日(日)


約半月の米国出張で、テキサス州ヒューストンに数日滞在した。ホテルの前には、星条旗に並んで、テキサス州旗ローンスターがたなびいている。亜熱帯性の気候で、相当な暑さとはいえ、まだ6月、休日の早朝、少し町中を歩き回ってみる。



宿泊したのは、ガレリア地区という、ダウンタウンからは10kmほど西にある新都心的な地域。ダウンタウンほどの、摩天楼ではないが、ヒューストンっぽい、ピカピカ感のある高層ビルが何本も立っている。



石油産業で栄えたところだけに、アメリカのなかでも、最も車中心の街だ。車道はやけに広く、町中至るところに駐車場が設置されている一方で、歩道インフラにはあまり手をかけていないように感じる。



大半の交差点では、歩行者横断は押ボタン式になっている。しかも、青(実際の表示は白っぽいのだけど)の時間はごく僅かしかない。ちょっと出遅れると、渡り切れない。



道路工事は大胆極まりない。4車線のうち3車線を塞いでの工事なども見られる。



工事の復旧も、大雑把で、特に歩道の回復などは、最後の最後に行われるようだ。 う~ん、ウォーキングには実に不向きな街だ。



車道は無駄に広いのに、どういうことか、歩道はプッツリと途切れてしまうことも、しばしばある。



ここまで巨大な車止めが要るのだろうか・・・。こんな大きな石の玉を並べるより、玉と玉の間隔の広さが気になる。



ヒューストンというところは、全米有数の大都市であるにも関わらず、公共交通機関がほとんどないうえに、UBER(配車サービス)の普及のせいか、タクシーもあまり見られない。バスはあるものの、時刻表は無く、30分おき、と書かれているだけ。途中でくたばっても、頼りになるのは、自分の足しかない。



ダウンタウンでは、バッファローバイユーという川沿いに、遊歩道が整備されているらしく、その上流を目指して歩いてきたが、予想以上に濁った川。それに、この辺りでは森の中を流れる川でしかなく、遊歩道なんてものは見当たらない。



第二の目的地となるメモリアルパークにやってきた。ガレリア地区の北側にある2km四方ほどの大きな公園だ。



さすがに、メモリアルパークは、自然を利用した遊歩道(というより自転車道)がしっかりと整備されていて、とても歩きやすい。



パークの中には、ランニングトレイルセンターなる施設があって、何台もの車が停まっている。どうやら、ここを拠点にして、ジョギングをするようだ。建物の中にはロッカールームやシャワーも整備されているに違いない。



公園内の道を跨ぐように、鉄道が走っているが、全く列車がやってくる気配は無い。



公園内は気持ちよく歩けるが、太陽が徐々に高くなり、木が多い割には木陰は小さい。気温もドンドン上昇してくる。1リットルほど水を持ってきたが、ここまで歩いて、自販機も売店も見かけていないだけに、あまりガブガブと飲む訳にはいかない。



公園は、ダウンタウンに向かって、広がっていて、森の中には道も続いているが、まともな地図もないまま、先に進むのはリスキーだ。今日はこの辺りで引き返すことにしよう。



ヒューストンの町中でもよく見かける黒い鳥。一見、カラスのようにも見えるが、少し青っぽくて、カラスより小柄だ。高くて軽やかな鳴き声は、明らかにはカラスとは異なる。何という鳥なんだろうか。



リスも見られる。両手で餌を持つ特異のポーズで、こちらを少し警戒しながらも、逃げることはない。結構な至近距離で写真を撮ることができた。



歩道の緑地帯には、謎のキノコが生えている。誰かが駆除するのか、すぐ無くなってしまうのだが、2~3日もすると、また生えている。



町中に戻ってくると、ペットの糞を処理するための紙が入った箱のようなものがある。後始末は法律で定められている、と強い調子で書かれている。



大阪でも、この程度の暑さは、決して珍しくはないと思いながら歩いていたのだが、なんと、スマホの温度上昇でカメラが使えない、というエラーが現れた。気温のせいばかりではないとは思うのだが・・・。



ヒューストンのマンホール。ニューヨークでも不思議だったのだが、ここでもマンホールの多くに、「MADE IN INDIA」の文字がある。インドから輸入するには、マンホールは重すぎるように感じるのだが・・・。ごく稀に、MADE IN USAと書かれたマンホールも見られたが、マンホールって、製造国をアピールするようなものだろうか。



文字ばかりが多い、米国のマンホールだが、ヒューストンには、水鳥とナマズ?が描かれた絵入りのマンホールも見られる。



歩行軌跡。広大なヒューストンの街のごく西端を、8km余り歩いたに過ぎないが、他に殆ど歩いている人は見かけなかった。ヒューストンには、これからも度々訪れることになるので、気候とも相談しながら、他のエリアにも足を伸ばしてみたいが、この街にはウォーキングマップのようなものが、見当たらない・・・。



おまけ)
12日の金曜日の夜、ヒューストンアストロズとLAエンゼルスの試合を観戦に出掛けた。ジュースメーカーの名を付した開閉屋根式のミニッツメイドスタジアムだ。試合前の国歌斉唱では、スタンドの全員が起立、合唱する。



カラフルなスコアボード。アストロズ投手陣が大崩れし、観客のイライラが溜まる試合だった。日米通算2000本安打まであと2本と迫った青木も8番レフトで先発していたが、あいにく無安打。2日後の日曜日に達成したようだ。



これから米国出張が頻繁に予定されているが、その大半は、ニューヨークとヒューストン。夏のヒューストン、冬のニューヨークは、とても歩き回る気候とは思えないが、なんとか、良い場所を見つけてウォーキングの機会を創りたいものだ。

蓬莱山ハイキング

 2017年6月3日(土)


比較的涼しく好天、とのことなので、以前から登りたかった蓬莱山にチャレンジする。標高1174mは、金剛山を上回り、この何十年かでの最高峰となるが、大丈夫かぁ?先週も六甲山で結構バテバテだったんだけど・・・。朝9時に湖西線の蓬莱駅を出発する。



琵琶湖西岸にそそり立つ比良山系に、始めてトライすることになる。かなり斜度は急のようだが、標高1100mを越えるようには見えない。2つの登山道のうち、何となく、滝や池もあって楽しそうな、小女郎峠経由の道を進む。



駅から、小さな住宅街を越えると、すぐに田園風景が広がる。まだまだ序の口だというのに、そこそこの上り坂が続く。写真では大した高度には見えないが、この時点で溜まらず最初の休憩を取る始末・・・。大丈夫かぁ・・・?



しばらくは舗装された林道を進むが、まるで平坦なところは無く、ただただ登っていく。後ろから迫ってくる団体に追いつかれまいと頑張って登り続ける。



自分の体力以上のペースで歩いていたが、舗装道が途切れてしばらくの標高500mほどの薬師の滝の辺りで、もうバテバテ。団体さんには先を進んでもらって、10分以上座り込んでしまう。



いつもは渓流に沿って進んでいくのは気持ちがいいものなんだけど、大きな石がゴロゴロとしている渓流歩きが続き、徐々に足が上がらなくなってくる。



ネットで調べたところ、初心者向け、と書かれているものが多かったが、登りはキツイし、足元は石だらけで歩きにくいし、渓流を渡るのも危なっかしいし・・・。自分は初心者以下だ、と思い知らされる。



標高900mほどのところに2~3ヶ月ほどは放置されているような自転車を発見。ここまで自転車で上ってくるなんて、およそ考えられない。上から下りてきたとも信じられない・・・。



渓流は途切れ、周囲は藪だらけになってきたが、石ころゴロゴロの細くて急峻な登山道は相変わらず。



駅を出発して3時間弱。ようやく青天が頭上に広がり、頂上が近いことを教えてくれるが、道はますます狭い。人がひとり、ようやく入り込めるような深い溝を、息も絶え絶え、進んでいく。



ついに小女郎峠に到着。ここで標高は既に1100mだ。琵琶湖南部が手に取るように見渡せる。日射しは強いが、風が心地よく吹いている。眼下の絶景をしばらく眺めていると、さすがに少し寒くなって一枚上着を羽織る。



せっかくなので、少し寄り道をして小女郎ヶ池にも立ち寄ってみる。標高1000m以上の高地に、満々と水を湛えた池があることに驚いてしまう。



さあ、いよいよ蓬莱山の山頂に向けて、歩いていく。これまで登ってきた風景とは様変わりの優しい山容だ。



東側には、京都の山々が深く広がっている。おそらくは古代から変わりのない、山また山の風景だ。



蓬莱山山頂。高原状に広がる山頂部のせいだろうか、意外なまでに山頂で写真を撮る人は少ない。まあ、山頂にいる大半はロープウェイでやってきたと思われる人たちで、琵琶湖の写真ばかりを撮っている。



冬にはスキー場になる琵琶湖バレイ。蓬莱山から打見山にかけての広い芝生の緩斜面に人工降雪機が設置されている。その向こうには、雄大な北琵琶湖が広がっている。



夏の琵琶湖バレイも大賑わい。無難な遊具もたくさん設置されているが、スカイウォーカーやらジップラインなど、恐ろし気なアクティビティにキャーキャー騒いでいる家族連れやカップルばかりが目立ち、山登り風の格好をした人はごく少数だ。



ロープウェイでヒョイとやってきたのではなく、麓から4時間も歩いてここまでやってきたことを誇りたいところだが、琵琶湖テラスのようなお洒落空間に、汗まみれ、泥まみれでいることには肩身が狭く感じてしまう。



さあ、下山だ。キタダカ道を経て、湖西線の志賀駅を目指す。登りと比べると間違いなく楽のはずなんだが、斜面も急になると、下りの方が危なっかしく、それに足腰に負担がかかってしまう。



通過するロープウェイの写真を撮影していると、乗車中の何人かが、手を振ったり、ピースサインで応じてくれる。



琵琶湖に面して鳥居と賽銭箱が置かれているが、祠のようなものは見られない。琵琶湖そのものがご神体ということのようだ。



下りも、「溝道」に悩まされる。身体の横幅くらいしかない下り坂の溝の中を、ズルズルと滑るように下りていく。



クロトノハゲ。この道の重要な道標なんだけど、クロトノハゲとは、どういう意味なんだろうか。ハゲとは禿山のことなんだろうか。



これも、数少ない道標のひとつ、天狗杉だ。ひときわ、古くて太く高い杉が、枝打ちもされないままに道の脇に立っている。



JR志賀駅に到着するも、電車の時間まで少し間があったので、湖岸までやってきた。対岸の山々もしっかりと見える。ちょっと日射しがきつかったが、比較的涼しく、そして何よりも晴れていたのが良かった。



今日の歩行軌跡。約16km。平面的に見ると、山歩きの厳しさがさっぱり伝わらない・・・。



先週歩いた六甲山(右)の標高軌跡と、高度、距離のスケールを合わせて、並べてみると、蓬莱山の斜度のキツさは一目瞭然だ。六甲山でさえ、斜度がきつくてバテバテになるだけに、頑張って蓬莱山を制覇できたことに満足感は高い。


おまけ) 湖西線を走っていた「忍電車」。忍者のイラストが電車の内外に施されている。本来は草津線を走っているもののようだ。