山陽沿線ウォーク(6)網干~姫路

2017年8月14日(月)



酷暑に負けず5コースを完歩した山陽電車の沿線クイズ&スタンプウォークもいよいよ最後のコース。網干から姫路への約17kmだ。



スタートの山陽網干駅。山陽電車網干線の終着駅になる。かつては、ここから更に岡山まで延伸しする計画があったとも聞く。



クイズポイントになっている魚吹(うすき)八幡神社。播磨の多くの神社と同様、ここもまた神功皇后の三韓征伐に由来する。これまた播磨の寺社に共通することだが、信長・秀吉によって焼失し、江戸初期に再建されている。楼門に至る参道には、随分立派な石畳が貼られている。



拝殿の前には、日露戦争の戦利品と書かれた砲弾が奉納されている。由来どおり、勇ましい神社だ。以前葛城市の神社に奉納されていた鹵獲品の大砲を見たことがあるが、日露戦争の戦利品って、結構アチコチに配られたのかもしれない。



三ノ宮卯之助の像。江戸時代末期、日本一の力持ちとして名を馳せた人物だ。この人が持ち上げたと言われる力石が並んでいる。関東の人だが、全国アチコチから招待されたようで、各地の神社にこの人の力石が残っているらしい。



初めて訪れた魚吹八幡宮だけで、見どころ一杯だったが、隣のお寺も、何やら種々のカエルの石像が並んでいて、なかなかに興味深い。



さらに進むと、門前にニワトリの石像が置かれたお寺が現れた。山陽電車が推薦するコースは、網干駅から1km北の魚吹八幡神社に行き、再び網干駅に戻って網干線に沿って進むというもの。つい半年ほど前に歩いたコースでもあるので、このまま山陽電車の北側を姫路駅に向かうことにする。



稲が力強く成長している田んぼの中をドンドン進んでいく。幸い、強かった朝のうちの日射しも弱まり、まずまず歩きやすい気温だ。



よく見ると、稲の根元にピンク色のものが多数付着している。最近問題になっているジャンボタニシの卵に違いない。よく見ると、田んぼの縁の苗は既に食べられてしまっているらしく、空白地帯が見える。近くの水路にもピンク色の卵がビッシリと見られた。



蓮根畑も見られる。蓮の花がチラホラと咲いている。蕾が膨らみ、今にも開花しそうなものもある。開花する際のポンという音を一度聞いてみたいものと長らく思っていたが、実際には音などしないらしい。

 

姫路は政令指定市でもないが、区がある。かつて姫路市が周辺市町を吸収合併した際、かつての市をそのまま区としたらしい。たまたま見つけた防災掲示板で、あらためて今日のコースを考えると、網干区、大津区、勝原区、広畑区、飾磨区と6区中5区を通過することになる。網干でほんの少し遠回りしておけば、残る余部区の制覇できていたことが悔やまれる。



JRはりま勝原駅。あまりに立派な駅舎が遠くに見えたので、回り道して立ち寄る。10ほど年前に地元の請願で誕生した駅のはずで、それほどの乗降客がいるとは思えないのだが、随分お洒落な駅舎ができたものだ。



正門一丁目という交差点。正面の広い道が正門通。新日鐵広畑製鉄所の正門に繋がる道だ。で、肝心の正門は、というと、ここから2km近く南。随分広いエリアが新日鐵城下町になっている。



夢前川。姫路市中心部は、東の市川、西の夢前川に挟まれている。



山陽電車の沿線ウォークのはずが、心ならずもJR山陽本線の沿線ウォークのようなコース取りになってきた。



ドームハウスのモデルハウスがある。他でも見たことがあるが、店舗や宿泊ロッジ用だと思っていたところ、どうやらここでは住居用としてアピールしているようだ。



姫路市の総合体育&娯楽ゾーン、手柄山遊園地までやってきた。大変な人出で、道は大混雑だが、大半はプールを目指しているようだ。それにしても、真横にJRが走っているというのに、遊園地の前に駅が無い。姫路駅と英賀保駅のちょうど中間のため、マイカーかバスでやってくることになる。



プールは芋の子を洗うような状態だが、小ぶりの観覧車には誰も乗っていない・・・。よく見ると、夏休みのピークというのに停止しているようだ。



JRと山陽電車の駅が並ぶ姫路駅に近づいてくると、JR山陽線、姫新線、新幹線、山陽電車の各線が北から南から集まってくる。単線の姫新線の踏切を渡る。もうすぐゴールだ。



手前が山陽新幹線の高架。その先にあるのが、かつて姫路を走っていたモノレールの橋脚の残骸だ。新幹線建設に邪魔になるところだけ、モノレール軌道をぶった切ったことが窺い知れる。



逆に邪魔にならないところは、撤去費を惜しんでのことだろうが、廃業して40年も経つというのに、未だに橋脚が残っている。



もっとも、集合住宅ビルの2F部をモノレールが貫くという、大胆な構造をしていた都市廃墟、大将軍駅ビルはついに取り壊されてしまった。跡地には何ができるのだろうか。



もっとも、姫路駅周辺には、摩訶不思議なビルが未だ残っている。モノレールの橋脚を取り込むような商業ビルだ。



ビルのど真ん中を橋脚が貫いている格好になっている。というか、橋脚がビルの大黒柱のようになっている。おそらく橋脚とビルは同時に造られたものなんだろうけど、モノレールが走ると、ビルは相当揺れたのではなかろうか。



山陽姫路駅でついに最後の駅スタンプをゲットして、無事スタンプラリーコンプリート。



結果的に山陽電車のおすすめルートを随分ショートカットしてしまった。本来17kmのところを13kmしか歩いていない・・・。いつもは愚直に定められたコース通り歩いているんだが、まあたまにはこんなこともある。



6日間かけて、6コースを制覇したが、想像以上に疲れた。コースを外れて旗振山に登ったり、酷暑が続いたり、言い訳はあるが、体力の低下を認めざるをえないかもしれない・・・。