芦屋睦の宮詣で~芦屋六社巡り(2018)

2018年1月2日(火) ②


伏見五福めぐりを午前中に終え、芦屋までやってきた。芦屋六社めぐり(芦屋睦の宮詣で)には、3年連続の参加となる。本日2コースめとなるので、ちょっと楽をするため、ちょっと楽をしようと、最も標高が高そうな岩園天神社までバスで行くこととする。



が、下りる停留所を間違えて、西宮市の苦楽園近くまで来てしまった・・・。芦屋市に戻るためには、延々と坂を上っていかねばならない。しかもトンネルを走れるのは車だけで、歩行者は両市の間の小高い山を越えていかなければならない。



開始早々、大きなミスを犯してしまったが、おかげで小山の上から、西宮を見渡す絶景を楽しむことができた。



鬱蒼とした林のなかにある岩園天神社。一枚岩を彫った役行者の石像に木漏れ日が差し込んで、とても厳かな雰囲気だ。



岩園天神社のすぐ北側は、大豪邸街として名高い六麓荘町。ちょっと寄り道していこうかという気にもなったが、日を改めよう。



2つめに目指すのはやはり山手にある芦屋神社。岩園天神社とは異なる尾根筋になるため、どうしても谷を越え、山を登らないといけない。途中、朝日ヶ丘縄文遺跡にあるジオラマで、歩くべき道を考えるが、楽な道は無さそうだ。



芦屋神社の方向に向かって、適当に歩いていたが、上手く道が繋がらない・・・。結局、随分遠回りをして、おそらくかなり無駄な坂道歩きを繰り返して、ようやくのことで芦屋神社に辿りつく。



芦屋を代表する神社だけあって、かなりの人出。いつの間にか、初詣は行儀よく並んでお参りするようになっている。昔は遠くから賽銭箱目掛けて、思いっきり小銭を投げたものだが、今やそんな光景はお目に掛かれない。



本殿前は大勢の初詣客で溢れかえっているが、境内の隅にある水神社の方をお参りする人はいない。古墳の石窟をそのまま祠に転用したユニークなものだ。



阪急芦屋川駅の北側に「細雪」と彫られた大きな岩がある。谷崎潤一郎記念館があったり、芦屋川駅が細雪に登場することもあってのことだろうが、説明板もなく、唐突感のある石碑だ。



阪急電車の線路脇にある三条八幡神社。普段は宮司さんもおられないが、今日ばかりは、御札や御守りを授与するテントが建てられていた。



境内には、「是より東、尼崎領」との石碑が見られる。このあたりは尼崎藩領や天領などが複雑に入り乱れた地域だったようだ。

 


神戸市東灘区との境界にほど近い津知日吉神社。社殿の前に2匹の猿が神使として据えられている。阪神大震災で倒壊した後に再建されたため、新しい神社に見えるが、古い歴史のあるところらしい。



本殿の境内の横にある弁天島にある石祠には永正14年(1517年)の銘があるらしい。通常は閉鎖されている弁天島への扉が、お正月には開放されているそうだ。震災前には、周囲の濠に水が張られていたという。


JR芦屋駅の近くにある阿保天神社。天神社なので、当然菅原道真をお祀りしているが、併せて、芦屋にお墓のある阿保親王と、その子在原業平も併せて祀られている。



最後は阪神打出駅の傍にある打出天神社。芦屋神社と並ぶ、神職が常駐がしている大きな神社だ。



無事、今年も6つのスタンプをゲットする。よく出来たスタンプなんだけど、毎年同じスタンプ。来年あたりデザインを変えてくれると、リピーターもさらに増えると思うのだが・・・。



コンプリートのご褒美に木札の御守りを頂戴する。台紙に書かれていた賞品の引き換え刻限の午後4時を過ぎていたが笑顔を賞品を授与していただいた。社務所も今日は御守りの授与などで、遅くまで賑やかにしているのだろう、



本日の歩行軌跡。岩園天神社(1km地点)から芦屋神社(4km地点)への道どりの効率の悪さが良く判る。



伏見と芦屋を併せて、計16kmくらいのウォーキング。距離的にはそれほどでもないが、結構疲れた。